シュタイナー教育

 内容のまとめ。
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 人間は肉体・エーテル体(生命体)・アストラル体(感覚体)・自我体という本性から成る。肉体が誕生まで母体というさやに包まれているように、エーテル体は7歳まで、アストラル体は14歳までさやに包まれた状態であるという。これをふまえて、年齢に応じた働きかけをしていくことが大切になる。

 7歳までは身体の諸器官の基本形態をつくり上げることが最重要課題となる。この時期の幼児は、模倣から学ぶ。正しい環境にあれば健全に発達してゆくし、バカげた行動しか見ることがなかったなら、将来の愚かな行為に結びつく素養ができてしまう。

 7歳までの子どもは全身が感覚器官。からだ全部で味わい、見る。受け取った感覚印象は、無意識的・内的にも流れ込む。どんな印象も、こころに感じられたものはすべて、からだにまで降りていく。こころはすべてからだに変化し、からだになる。植物の種の中に、根を張り、のちに花を開き、実を結ぶものがすべて存在しているように、歯の生え変わるまでの子どもの中に、幸と不幸、健康と病気の種が、死ぬまでの地上生活のすべての種が播かれている。

 概念による理解を学ぶ以前に、その事柄を記憶によって知っていればいるほど良い成果が挙げられる。概念による理解のためには、あらかじめ貯えられた記憶内容の中から素材を取り出すことができるようになっていることが大切なのである。

 7歳から14歳までのエーテル体成長の時期に、自分を大宇宙全体の営みの一分岐と感じられるなら、その体験が意志を統一した働きにする。永遠なる大宇宙の根拠を感じさせ、体験させてくれるもの、すなわち存在に対する畏怖の感情はエーテル体に強い印象を与え、肉体を育てるためにも大きな働きをする。
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 とても腑に落ちる言葉で、まだ片言しか話せない今も、何を見せ、聴かせ、感じ取らせるかがとても大切なのだと改めて実感。自然の摂理や美しいものに沢山触れさせてあげたい。




イヤな気持ちを消す技術

 こどもは可愛い。けど、時にものすごいイライラを与えてくる存在でもある。

 こどもが憎いのではなく、目の前にある困った状況がイヤなだけなんだけど、笑顔になれなくて、こどもにも自分にもよくないなーこの感じ、という場面をなんとかしたくて、この本を買ってみた。

 まず気づいたのは、この本でいう「イヤな気持ち」とは、今ここにある状況というよりは、過去のイヤな経験(トラウマ)であるということ。でも、手法としては応用できそうだから良しとしよう。

 読み終わった結果として、この本の手法は、今とても役に立っている。いろいろなことが書かれているけれど、私にとって有用だったのは

「体験したことをどのような記憶として持つかという問題は、……それをどう統合するかにかかっています。

自分に都合よく統合するのも、都合悪く統合するのも、それはすべて自分がやっていることだと、はっきり自覚することです。」

という考え方。

 すべてはただ「在る」のであり、それになんらかの意味付けをしているのは各人の脳であって、絶対的な正誤や善悪というものはない。

 脳科学の観点からも、またスピリチュアルな観点からも、想念の力ということがいわれ、それはできると思えばできるし、できないと思えばできないということ。ポジティブに考えるもネガティブに考えるも自分次第であり、現実は自分が考えた方向に動いていくのだということ。

 目の前の状況をイヤだなーと思い、それに囚われるというのは自縄自縛とでもいうような不毛な行為。体調が思わしくないことを気に病むことも然り。(並行して健康的な生活を心がけつつ)病気を卒業したと宣言すれば、からだもそのように反応するのでは??

 と考えて、日々実践ちゅう。ネガティブな感情がストレスを生むので、ストレスがだいぶ減ったような気がする。

 ありがたや!

本当は危ない植物油

 健康的な食を考えた場合に重要なのが、糖と油脂。

 油脂に関しては、トランス脂肪酸の危険性とか言われるようになってきたけれど、マクロビ等で多用される菜種油がよろしくないとは!
 菜種(キャノーラ)油がなぜ良くないかというと、ラットで寿命短縮・異常行動(落ち着きがない、痛覚過敏)がみられ、それが母子間でも引き継がれたたためだそう。

 その他いろいろな植物油の問題が指摘され、結局のところ著者がおすすめするのは「シソ油・エゴマ油」だという。これは他でも多く言われているので知っていたけど、高い&加熱に向かない&味が好みではないので私は使っていない。

 結論は、シソ・エゴマ・亜麻仁・フラックス以外の植物油はどれも良くないという残念な結果に。最近話題のココナッツオイルも、ステロイドホルモン代謝に影響があって良くないみたい。植物油より良いとされるのが、魚油、バター、ラード、ヘッドなどの動物性油脂。動物性のものを食することを是とするか否とするかにはいろいろな思想も絡んでくるけれど、純粋に油脂の安全性を考えるとそういうことらしい。

 外食とかもあるし、完全に排除するのは難しいけど、なるべく良い油脂を選びたいものです。勉強になりました。





スピリチュアリズム

 2007年に出版されたこの本は、当時のスピリチュアルブームの中心的存在であった江原さんを軸として、スピリチュアルといわれるものについて紐解いていく。
(江原さん、最近見かけないけどどうしているのかな?)

 基本的には洗脳や脳が見せた幻覚ということで、神秘体験に関しては否定的なスタンス。私は神秘体験はありうると思うけれど、スピ系に関わる多くの人が「ドラッグ中毒や心の病」であるというのはほんとうだと思う。詐欺師的な確信犯も多いだろうし、虚言癖というか、事実ではないことを事実だと思い込んでいる人もいるだろう。(この辺は脳科学で説明可能みたい)また、見えたり聞こえたりする能力があったとしても、それと霊性の高さとはまた別の話であり、能力者=他人を導く善きシャーマンというわけではない。

 オウムについても触れられていて、面白かったのは仏教の中観思想という考え方。空観と仮観を上手に維持する思想で、「空:すべては観ている自分が作り出した情報状態にすぎないのだから、悪をもたらす者はポアしても構わない」と「仮:目の前にある物質は突き詰めていけば素粒子にすぎないが、皆それぞれ机や椅子など仮の役割を果たしている」のバランスを取り、「隣の人間は自分にとっては迷惑だが、彼は彼なりの縁起の中での自我があるので、ポアしてはならない」となる。仮観が絶対になってしまうと自分の土地は広ければ広いほうがいいということになり、また空観だけだと気に食わない世界は全てリセットするということになる。なので平和のためには中観思想が不可欠だ、と。

 苫米地博士は、自身の超絶的な思考を私のようなあまりキレの良くない頭でもわかるように説いてくださるので面白い。ほんとうに頭がいいってこういうことなんだろうな。

 以下、気になった言葉たち。

「世界が平和になってから皆でLSDを使うといいかもしれません。平和になる前に使うと洗脳されるから危険です。」

「空に向かってツバを吐くと自分の顔に戻ってきますが、まさに因果応報です。……ツバをもの凄い速度で吐き出して二○○年ぐらいして戻ってきたとします。そのツバを顔に受けた人があなたの生まれ変わりということです。あなたはすでに死んでいますから、ツバを受けた人は別な人です。でもあなたの業を受けたのだからあなたの生まれ変わりです。……アートマン[自我]が永続するから輪廻転生するのではなく、縁起の因果は継続するので、その縁起の対象が生まれ変わりと呼べますよという哲学です。……縁起による業の継続性による生まれ変わり説です。固有なアートマンが継続するからではないという説明です。」

スピリットウォーカー

 事実は小説より奇なり……

 著者ウェスルマン博士は、5000年後に生きる自分の子孫であるハワイ人男性の体に幾度も入り込み、未来の地球を体験する。

 科学者である博士は、神秘体験などというものには懐疑的だったのだが、自らがそこへ投げ込まれ、葛藤しながら状況を分析していく。

 5000年後の地球は、温暖化による海面上昇を経て、石器時代に「逆戻り」しているという。

 これにはなんだかほっとさせられもした。人間の身の丈に合った暮らしって、そういう感じなのかな、なんて。

 霊の世界では時間は双方向に流れるという。同じ魂が転生を繰り返す目的は、このように述べられている。

 すべてのものは二重の性質を持っていて、「不善」は「善」の残りの片方にほかならない。……人が成長するとき、なすべきつとめの1つは、自分の本性の明るい面を是として暗い面を克服すること……人はそれぞれ多くの人生を経て時を旅していき、ついには大いなる原型の内にある自分の運命を成就する。

 未来の暮らしが原始的であるあたりや、転生の解釈など、『クラウドアトラス』的でもある。

望みなき時代の幸福論

 発売前から予約していたのに、なかなか読む時間がとれず今日やっと読了。

 高島先生の凄いところは、いわゆるスピリチュアルな方向と、政治経済分析という方向と、相反するかとも思われるふたつを冷静かつ対等に扱うところだと思う。

 スピリチュアルをスピリチュアルなやり方で語ると、関心のない人には伝わらなかったり、胡散臭く思われてしまうことが多い。目に見えないものをどう捉えるのか、霊なのか天使なのか電気信号なのか、それは好きずきでいいと思うんだけど、多くの人に伝えるためにはあまりある方向に傾きすぎていないほうがきっといい。

 この本では、今世界で起こっていることの意味は何か? 混沌とした時代の中で幸せを見つけるには? といったことを考察している。幸せを見つけるといっても、スピリチュアルな本にありがちなふんわりとした精神論ではなく、もっと現実に即したかんじ。

 以下、最近日本をはじめとした各国で台頭するナショナリズムについてのくだりを引用します。

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ハンク・ウェスルマン博士:ナショナリズムの正反対にあるものを経験するために、今、世界はナショナリズムを経験しているのかもしれませんよ。分離と差別をもたらすナショナリズムは、”普遍的な繋がり”を導くための”刺激”なのかもしれません。

(中略)

ジル・カイケンダール(ウェスルマン博士の妻):今、我々は新しいサイクルに入ったのですが、そういった時には、古いものの死と消滅を経験します。そして、消滅するものはその前に、傾向やパワーが一旦強まるのです。今、世界的にナショナリズムが強まっているのはそのためなのでしょう。

糖質は嗜好品

 とても面白かった。

 賛否両論ある「糖質制限」についての本。 
 個人的には糖質は控えたほうがいいと思うけどゼロにはできないかなー、なぜなら非常に魅力的な「嗜好品」だから。

 世に健康法、食養生、さらに飛躍して思想ともいえる「何を食べるべきか」という論は溢れているけれど、食は喜びや芸術でもあると思う私は、嗜好品を否定できない。
 栄養の基本原理を理解したうえで、どの程度嗜好品を摂るかは状況に応じて判断していけばいいかな、と。

 この本の面白いところは栄養学にとどまらず、糖質=穀物の栽培、つまり農耕の起源などまで考察している。社会の仕組みに関しても鮮やかな解説がなされているので、健康のことだけ考えてこの本を手にとった人が、社会の矛盾に気づいたりしたら楽しいかも。

聴くだけで心と体が安らぐ周波数「528Hz」CDブック

 遅ればせながら、昨年発売され話題となっている『聴くだけで心と体が安らぐ周波数「528Hz」CDブック』を読ませていただきました。

 この本は、「モーツァルト音楽療法」を研究されてきた埼玉医科大学の和合教授が、528Hzが人体に与えるよい影響を探るというものです。科学的裏付けはまだ弱い、と教授もおっしゃっていますが、それでも無視できない体感レポートが多く寄せられているということは、きっと未解明の何かがあるはず。それは何なのか?と、さまざまな仮説を立てておられます。

 誰にもわかりやすい言葉で書かれてあり、「HEARTRICKS」によるCD(5曲入)も付属しているので、手にとってすぐに528Hzの世界を体感することができる実践的な本だと思います。私はオルゴールのような2曲めの「Music Box」がお気に入りです。

 スピリチュアルな分野で盛り上がりを見せている528Hzですが、体感があるということは、科学的にも説明ができるはずです。今日の科学がまだその段階に達していないとしても、この先きっとわかっていくことだと思います。和合教授のような方々がその道筋をつけてくださるのでは?と期待しています。


マジック技術を応用したMKウルトラ計画

 MKウルトラ計画とは、1950〜60年代にかけて行われていたCIAによる極秘プロジェクト。
 冷戦対策のため、薬物を使った洗脳や自白などの研究が行われた。被験者に知らせぬままLSD(幻覚剤)を投与するといったトンデモ実験もあった模様。ちなみに、LSDはあまりに予測不可能な結果をもたらすということで使えないという結論に至ったそうな。

 MKウルトラ計画の書類は1970年代にすべて破棄されたはずが、どういうわけかそれを免れたものがあった。有名マジシャンのジョン・マルホランドによる「騙しのテクニック」と「合図と目印」マニュアルだ。この本は、それを邦訳したもの。

 内容はというと、どうやってモノを隠すか、気付かれないように受け渡しをするか、などといったことが丁寧に説明されている。コインに細工をして中に何か仕込むとか。メンタリストDaiGoの種明かしに通じるような、相手の心理を読んで裏をかくところが面白い。

 扇情的なタイトルがついてますが、陰謀論的な内容ではありません。ご参考まで。

東京で感傷的になる100の風景

 好きなタイプを訊かれると、決まって「弱そうな人」と即答していた。

 虚弱で繊細な男性に弱い。もちろん又吉くんも超好みのタイプ。そんな彼が綴った東京の風景、きゅんきゅんする。

 何者かになろうと夢見る貧乏な若者たちが東京には溢れている。夢しかない彼らの日々がこんなにも胸を締めつけるのは、きっと私がもうそこにはいなくて、もうそんな齢ではないからなのだろう。

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