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  • 2018.03.27 Tuesday
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Medium

Wikiより:ミディアムは、ラテン語mediumの英語読みで、中間や媒体、霊媒など「間にあるもの」や「媒介するもの」を指す。複数形はメディア(media)。


 マヤ暦のサイクルが終わった。

 スピリチュアルなものに興味がある人だけでなく、テレビなどでも(だいぶ間違った解釈だったけど)この話題が取り上げられていて、あまつさえ、私の父までもがブログにこのことを書いていた。※父はごく普通の団塊世代の人です

 いつのまにか「陰謀論」や「スピリチュアル」などといった、一般的には胡散臭いと思われている分野(以下、「怪しい世界」とします)の仕事をするようになった私だけど、もちろん父のような「普通」の人は周りにたくさんいる。

 私は、子供の頃から何をしても少数派になってしまいがちだった。どこか天邪鬼なのかも知れない。何かにどっぷりになるということに対して警戒心があるのかも。だから、怪しい世界の片隅に身を置きつつ、染まり切れない部分がある。

 怪しい世界の人たちは、沢山の真実を知っていたりするのだけど、怪しさゆえに普通の人たちに耳を貸してもらえないことが多い。私は怪しくなりきれない半端者だけど、逆にその立場を生かして、普通の人にわかりやすく、怪しい世界のあれこれを伝えることが役割なのかな、って思ったりしている。自分では普通っぽいつもりでいても、もしかしたら十分怪しいと思われている可能性もあるけど。。

 高校生の頃にはテレビに興味を持って、大学の放送学科に進学した。テレビはすぐに違うと感じたけど、なんだかんだで「メディア」に関わる仕事をずっと続けてきた。何かそういう、橋渡し的なことが私のするべきことなのかも知れない。翻訳というのも言語の橋渡しだし。

 なので、この銀河新年も、普通の話題に織り交ぜて怪しい毒電波を流していきたい所存です☆

デス・ペナルティ

 死刑の是非についてはずっと考えていて、どちらかといえば「あり」派だったのだけど、その考えをかなり揺さぶられる本を読んだ。

 著者は元刑務官で、刑務所・拘置所で死刑囚の日々の処遇と処刑の両方を担当してきた。つまり、昨日まで顔を合わせて面倒をみてきた人間を、今日は自分の手で殺さなければならない、ということ。

 死刑囚の刑は死ぬことである。英語ではdeath penalty、死という「ペナルティ」だ。

 なので、刑事施設に拘置して所定の作業を行わせる「懲役」とは違い、何かをさせられるということがない。では刑の執行までの日々、死刑囚は何をしているのだろうか? 彼らを改悛させ、真人間として死なせるというのが刑務官の仕事である。

 死ぬために真人間になるというのも矛盾しているような感じもあるけれど、被害者のために反省の言葉を引き出し、悪人ではなく、悔い改めた者として立派に死なせてやりたい、と刑務官は思うのだという。

 その思いに応え、善き心根になって綺麗に死んでいく者もいれば、最後まで心を開くことなく、暴れたり腰を抜かしたりして無様な最期をさらす者もあるという。

 著者は「どんな極悪人と言われる人間でも、人は必ず変わる!」という。「もし、変わること(改心)ができない人間がいたとしたら、それは薬物などで脳の一部を壊してしまった”人でなし”か、重度の精神病者で死刑を執行する対象ではない。精神病院で医学的な治療を受けさせる人間だ」とも。

 近年、凶悪犯罪が発生すると、類似の事件で死刑判決を受けた死刑囚の刑の執行が異例の早さでおこなわれることが相次いでいる。これは、社会に対する「見せしめ」「ガス抜き」的な行為ではないかともいわれている。

 大阪の小学校で8人の児童を殺害、15人に重軽傷を負わせた宅間守の死刑は、確定後わずか1年で執行された。死刑になりたくて犯行におよんだ宅間は控訴を取り下げ、拘置所でも「早く殺せ!」と暴言を吐くなど処遇が困難であったという。

 この件について著者は、「反省も謝罪もなく自殺幇助をしたような死刑執行では命を奪われた被害者たちの魂は救われないだろうし、被害者遺族と恐怖におびえ深い傷を残した児童と教諭たちの心は癒されないままだ」としている。

 加害者側、被害者側の心境や冤罪の可能性、人が人を殺すという職務の是非など、殺人事件や死刑については、考えても考えても結論が出せない。それだけに、こうしたテーマの本を見かけるたびに読まずにはいられない。数あるその種の本の中でも、本書はかなり読み応えがあると思います。



洗脳

 旧家に嫁いでみたら、そこは異様な雰囲気の大家族で……というお話し(ネタバレ有)。

 一族はキノコ、ペヨーテなどを駆使して洗脳を行い、嫁は「家」というカルトに引きこまれていく。オウムや自己啓発セミナーが社会問題化した、90年代という執筆当時の世相を映したものなのだろう。

 宗教やセミナーだけではなく、この本の舞台のような「家」もたびたびカルト化し、その極端な例が最近でいえば尼崎の角田美代子被告を中心とした一連の事件であり、もう少しさかのぼれば、北九州連続監禁殺人事件というのもあった。


 尼崎の事件のニュースを見て、私はすぐにこの北九州の事件を思い出した。いずれも主犯とされる人物は一度も手を汚しておらず、巧みに周囲の人間を操って殺人を繰り返させている。

 事実は小説より奇なり、とはまさにこのことで、小説では幻覚性植物による作用が洗脳に大きく貢献しているけれど、実際の事件ではそういったものの力を借りてはいない。寝かせない、食べさせない、暴力(電撃というのもあったけど、まあ暴力のうちとして)など、ドーピングなし、あくまで人力(?)で、人が人(肉親含む)を殺せるほどの精神崩壊を引き起こしている。

※ついでにいうと、角田被告は「すべて自分が悪い」と言ったようだけど、北九の松永太死刑囚に至っては、裁判の際も自分は無実と主張、漫談かというような証言を繰り返し、傍聴席の心をも掴んで爆笑させたという(でも死刑は確定)。これも小説より相当奇だと思う。

 この本では洗脳は「血を守る」ために行われるんだけど、それもやっぱりフィクションならではのファンタジーというか、実際の事件では目的はとにかくカネ。カネなどというもののためにそこまでできる狂気も、フィクションを超えている気がしないでもない。

 実際にあった殺人事件って、ほんとうに理解を超えたものがたくさんある。推理小説も好きで随分読んだけど、リアルより心を鷲掴みにされたものって、大正時代の頽廃的なものくらいかもしれない。夢野久作とか、江戸川乱歩とか。現実を超えるって結構難しいのかも。

副腎疲労

食べ物、環境を改善していくうち、持病はゆっくりながらも着実に良い方に向かっている。

原因が特定できないので、常にベターな方法を探しているうちに、かなりぴったりくるキーワードを見つけた。それは、「副腎疲労」

幼い頃からステロイドを常用していたので、ステロイドを生成する臓器である副腎の成長が阻害されてしまった可能性は大。

疲れやすいとかアレルギー体質とかコレステロールが低すぎるとか、いろいろな体の問題が副腎から来ているとしたら、一気にパズルのピースがハマったように腑に落ちる。

ならどうすれば? って改善策を調べると、だいたいのことはすでに実践している感じだった。けど、炭水化物タンパクに関してはこれまで思いもよらなかった内容が。

私がお菓子好きなのは、おやつを欠かさない母の影響だと思っていたけれど、もしかしたら副腎機能が弱いせいで血糖値を上げるものを欲していたのかも?

腸の状態を気にする上で、タンパク質は負担が大きいから少なめにと思っていたけれど、副腎の回復のためには人並み以上に摂る必要があるらしい。

そして果物……副腎疲労の人にはあまり向いてないとか。特に、ナチュラル・ハイジーンな「朝フルーツ」はダメみたい。

世の中にはいろんな健康法や食養生があるけれど、体の状態によって何が良いのかは違うんだなってつくづく感じたのでした。

ということで、最近はタンパク質を意識的に摂ることと、血糖値を急変動させないこと、そして有酸素運動(コレステロールを増やすらしい)を心がけています。そのおかげかはわからないけど、調子はいいみたい。

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