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  • 2018.03.27 Tuesday
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In BODY I trust

最近、ジムでボディコンバットというプログラムに参加しています。
格闘技の動きを取り入れたエクササイズで、かなりハード。
鈍いわたしの姿はおそらくかなり滑稽…でも気持ちいい。

何をどうしたらいいのかさっぱりわからない毎日、
ひとつだけ確かなのは「肉体」。

気の持ちようなんかは意のままにならない部分もあるけれど
肉体にはやったことが如実に結果として出るから。
だから、肉体から望むかたちに変えていけばいいのかな、と。
なかなか変わらないけどねムニョムニョ

健康にフォーカスしてもう1年くらい。
まだ人並みにはなれてないけど、「当社比」ではだいぶましになったとおもう。
お酒をやめればもっといいのかも知れないけど…
それができない分、別のところで取り返そう熱燗


Seabreeze

ユウキとはジムで知りあった。
このあと何かあるの?飯でも食わない?という誘いを断り続けたのは
彼があまりに若く、幼くおもえたから。
だけど、何度はねつけられても全く臆せず、遊びをねだる子供のように
まとわりついてくる彼にはわたしも根負けするしかなく、とうとう食事の約束を
する羽目になったのだった。

「ごめんね、待った?」
「おっせーよ!」
約束の時間に遅れたわたしに、ユウキは唇をとがらせ
「行くぞ」
と、当たり前のようにわたしの手を取って、歩きだした。
まるで同年代の、若い娘にするみたいに。
なんだかどきどきした。
ユウキくらいの年の頃、こんな風に恋愛していたことをおもいだした。

わたしたちは食事をし、ナイトクラブに行った。
ユウキはよくここで遊んでいるのだという。
わたしたちは、時折身体を触れ合わせながら踊った。
悪戯に、わたしはユウキの首に腕を回した。彼はわたしの腰を抱いた。
そしてわたしたちは初めてのキスをした。
音とアルコールに紛れて、わたしたちの距離は急速に縮まっていくようだった。

踊り疲れてよろめいたわたしを、ユウキは後ろから抱き寄せた。
「飲む?」
と、グラスをわたしの唇にあてがう。
わたしはうなづいて、顎をあげる。ユウキは慎重にグラスを傾ける。
咽喉に流れ込むカクテルは冷たく爽やかで、でもしっかりとお酒の味がする。
まだ少年のような、でも男らしく振舞おうとするユウキと似ている、
とわたしはおもった。

一瞬飲むことに上の空になってしまったせいか、唇の端からカクテルが溢れだし
わたしの胸のあいだを伝って濡らした。
わたしたちは声をあげて笑った。ユウキはふざけて、胸を拭うように撫でた。
わたしはその手を叩き、彼を軽く睨む。
ユウキは拗ねたような表情で肩をすくめる。そんな彼を可愛いとおもい
わたしはその胸にからだを預ける。

「これ、美味しいね。なんていうの?」
「シーブリーズ。うまいよね」

わたしたちはもう一杯ずつシーブリーズを飲み、店を出た。
当然のようにわたしたちはユウキの部屋へもつれこみ、抱き合って夜を明かした。

俺サッカーやってるんだ、そのためにジムでトレーニングしてる、
息が切れるのが嫌だから煙草は吸わない、
というユウキの身体は、目的を持って鍛えられた筋肉が美しく
いつまでも眺めていたくなるほどだった。

人は皆、自分の持っていないものに魅かれるものだ。
年増女は少年のような男のまっすぐな勢いに、年若い男は大人の女の余裕に。

わたしは、年が離れていても、男として先を歩きたがるユウキを
好もしくおもっていた。彼に手を引かれるまま歩くのが好きだった。

わたしたちは幸せだった。
けれど、幸せすぎることに、わたしはいいようのない不安を感じはじめていた。
愛する男との幸せを永遠のものとするために、愛の絶頂で橋から身を投げる…
そんな映画のことをおもいだしていた。

ユウキは若い。わたしを最後の女にするなんて無理だし、そんなのもったいない。
わたしは家庭が欲しかった。そして、ユウキにはそれが早すぎることが解っていた。

この恋は、いずれ終わる。
せめて美しいままで・・・

わたしは、ユウキに何も告げずに携帯電話を変えた。ジムも退会した。
わたしには彼を納得させる言葉がみつからなかったのだ。
わたしは、ちっとも大人なんかじゃなかった。

一日部屋に籠って泣き明かした。
泣き腫らした眼で出勤した日の夜。
帰宅してみると、ドアの前でユウキが待っていた。

「どういうことだよ?」
「…ごめんなさい」
「そんなんじゃわかんねえよ!」

ユウキはわたしの肩を掴んで、揺すぶった。
「嫌いになったならそう言えよ!なんで黙っていなくなるんだよ!」
「嫌いじゃないよ!大好きだから、だから、これ以上無理なんだよ!」
「意味わかんねえ…」

ユウキはがっくりと肩を落とし、見たことのないような哀しげな眼をした。
棄てられた子犬のようだった。

「わたしは臆病で、未来が怖いの」
「先のことなんてわかんねえのに、決めつけんなよ」

あんなに強がりなユウキの瞳に涙が溢れていた。
わたしは、自分がなにをやっているのか解らなくなった。

「どうしてもダメなのかよ?」
わたしはうつむいたまま小さくうなづいた。
不意に耳の横でバシッと音が鳴った。
ユウキがわたしの頬を張ったのだ。

「この痛み、忘れんなよ」
涙をぼろぼろこぼしながらそういって、ユウキは走り去った。
わたしはその場にくずおれて泣いた。


あれから何人の男と恋をしても、初夏の夢のようなユウキとの思いでは
決して色褪せることはなかった。
何故あんなことをしてしまったのか、他に取るべき道はなかったのか・・・
その答えも出ないままだ。


*これはフィクションです

待ち焦がれたSpectrum Live!



チケット売れてんの?とちょと不安でしたが、ソールドアウトになった模様。
よかったよかった。
会場には人がみっしり。瀧見さんの姿も。なんだかうれしい。

そしていよいよ御大Sonic登場!
意外と健康的な感じ?あんまりにもアレな伝説…
(「ドラッグをやりながら聴くための音楽を作るためにドラッグをやる」
みたいな名言とか)が多いんで、その割には、てことですが。

結構前の方にいたんだけど、わたくし比較的小柄なもので
まったくステージ上は見えず。
たまに人の頭のすき間からお顔が見えたくらい。
しかし、まんまな映像を見つけてしまいました。
この服着てこの曲(クラフトワークのカヴァー)をプレイしてた(最近のお気に?)


どんなライヴなのかなーと興味津々だったのだけど
比較的優しい曲調が多かったようにおもいます。
昔(ギターバンド的な雰囲気が濃かった頃)のSpectrumって感じ。
ドロドロダークな感じではありませんでした。
演奏されなかったけど、昨夜の雰囲気に近いかなという'True Love will Find You in the End'


ラップトップでライヴもDJもできちゃうこのご時世に
頑なにアナログを貫き通すSonic Boom。
そんな彼のボソボソとした(でも、ええ声)ライヴが盛況に終わり
なんだか我が事のようにうれしい。
Thank you for comingと言っていたけれど
Thank YOU for coming to JAPAN!とおもいました。
ありがとーう拍手

I'm not a girl, not yet a woman

本日の私訳はI'm not a girl, not yet a woman: Britney Spears

埋め込めない&画質イマイチなのですが、この曲のPV好き。
ブリちゃんがナチュラルに可愛いし、何と言ってもカラダのラインが最高。
(この頃の彼女のカラダが理想のカラダ・・・)

少女以上 オンナ未満
じゃねーだろ、と激しく突っ込まれそうですが、いくつになっても
その年代に応じた「気付き」(成長)はあるのじゃないかとおもいます。


I'm not a girl, not yet a woman: Britney Spears

何もかもわかってるつもりだった
でも今は違うわ
いつも思い通りになんていかないって知ったの
大人まであと一歩届かない
そんな時に気付いたの

もう子供じゃないわ
まだ大人にはなりきれてないけど
もう少し時間が必要なだけ
少女と女のはざま
でも もう子供じゃないわ

もう子供じゃないから
守ってもらう必要ないわ
自分自身で立ち向かうことを学ぶ時だから
あなたが知らないこともたくさん見てきたわ
だから眼を閉じろなんて言わないで

私をよく見て
瞳の奥に映っているはず
私はどんな時だって 自分の道を見つけ出すって

もう子供じゃないから
何を信じるかは自分で決めるわ
まだ大人にはなりきれてないけど
私の中の女を見つけ出そうとしてるところ
もう少し時間が必要なの
少女と女のはざま
でも もう子供じゃないわ




年下の男の子

白状すると、弟妄想は子供の頃からあるのです。

ひとりっこだったわたしは、車の後部座席の隣ががらんとしてさみしくて
いつしかそこに弟が座っていると空想するようになったのです。

それを助長するかのように、わたしの部屋にはドアがふたつあり
ひとつはリビングに。ひとつは階段に繋がっていました。
ほとんど使わない階段へのドアの先には、弟の部屋があるっていう設定に。

正直、若い子って可愛い。
でも、その若さ故に信用ならない。
彼の悪気ではなく、自然の摂理として・・・
若い頃の、憧れから始まる恋なんて長続きしないから。

て、真っ直ぐな視線を前に、ひねてるのもなんだかなぁだけど・・・

小泉×亀梨(破局しちゃったけど)みたいな年の差カップルを見ると
女性のエイジレスな魅力と男性の蛮勇ぶりに喝采!な気分になるけれど
自分の話しとなると、なんだか弱気になってしまう。

Someday (I Will Understand)

今日も極東からブリちゃんの幸せを願っているわたしです。
(人のことより、自分がまず幸せにならなきゃって話しもある)

本日の私訳'Someday (I Will Understand)'
赤ちゃんを授かった喜びを神に感謝する、穏やかで幸福なバラード。
この数年後、最愛の子供たちにはたまの面会を許されるのみとなるなんて
幸福に満ちあふれていた当時のブリちゃんには想像もつかなかったことだろう。
(幸福そうな様子は↓のVをみてね)

そして、離婚したブリちゃんの奇行に胸を痛め、早くほんとうのパートナーに
めぐり合って欲しいなんて言っていたわたし自身が数年後に路頭に迷うなんて
当時のわたしには想像もつかなかったよ!
Life is full of wonder.

どんなに皮肉な人生を生きていても、
でもどこかに至福の地があるんだ!
って、無理に言い聞かせて泣きべそで笑顔つくるも、アリ?



Someday (I Will Understand) : Britney Spears

なにもかもがこれまでと違っているみたい
すべてが薄っぺらに見えるわ
神様、私のなかに真実を授けて
誰かが私を見守っていると言って
私はいつもそう祈っているの・・・

いつか私にもわかる日が来るはず
すべては神の思し召しだと
いつの日か 私の赤ちゃんが
すべての答えを持って生まれてくるわ

愛しいあなた そんなに生き急がないで
立ち止まって 流した涙の意味を考えて
すべてはあなた自身のなかにあるのよ
誰かがあなたを見守っているわ
私はいつもそう祈っているの・・・

いつかあなたにもわかる日が来るはず
すべては神の思し召しだと
いつの日か あなたの赤ちゃんが
すべての答えを持って生まれてくるわ


Kitty

「キティください」

もう何杯目だろうか。ダンスフロアの熱気で喉が渇いてたまらないのだ。
赤ワインが飲みたいけれど、この暑さにはシュワシュワした喉ごしが必要で、ジンジャーエールをプラスしたキティばかり飲み続けている。

媚薬ともいわれる赤ワインのせいか、それともセクシーなビートのせいか。
腰が、自然とくねってしまう。
からだを後ろにひねるたび、ななめ後ろにいる男の視線が絡みついてくることには
気がついていた。
こういう場所ではよくあることだから。

「踊り方がセクシーだね」

囁く男。

「そう?」

微笑で返す私。
男をチラと一瞥して、まあまあ可愛い。と値ぶみする。

「俺の部屋で飲まない?」

男の眼に霞がかかっているのがわかる。単純な生き物だ。
でも、そういうの、嫌いなわけじゃない。

私はうなづいてみせる。

男は私の腰に手を回し、狂乱のフロアから抜けだしにかかる。

私は、半分正気で半分狂気だ。
足元はおぼつかないけれど、自分がなにをしているのか解っていないわけではない。

タクシーに乗り込んですぐ、私は気分が悪くなった。車に弱いのだ。
窓をあけた。

「わかるよ。新鮮な空気、必要だよね」

男は窓から顔をだした私の背中をさする。私はたまらず嘔吐する。車窓から深紅の吐瀉物がはらはらと散る。

「俺もよくやるよ。吐いちゃったら楽になるよ」

私は応答のできる状態にない。胃が裏返るほどに嘔吐する。ドライバーにはほんとうに申し訳ないと思いつつ、こみ上げる生理現象に身を委せるしかない。

吐いて、吐いて、吐いて、車は停まった。
男は料金を支払い、渋面のドライバーに言われて汚れた車体を拭いている。
私は朦朧とガードレールに腰掛けるのが精一杯だ。

タクシーは走り去り、男は私を抱くようにして
マンションのエレベーターに乗り込んだ。
部屋に入るなり、私はトイレでまた吐いた。ドアの外から男が大丈夫?と声をかけてくる。大丈夫なわけがない。

吐くだけ吐いて、うがいをした。
待ちかねた男は私をベッドへ誘い、唇を重ねてくる。
私、吐いたばかりなのに。燃え立つ性欲の前では、そんなことってちっぽけな問題なのだろうか?とおもう。

「俺の名前忘れたでしょ?」

そもそも名前なんて聞いただろうか?男は名を名乗りながら私の身体に指を這わせる。彼の口から今発された名前は、右から左へ抜けてゆき、私の記憶には留まらなかった。

ひどく酔っていると、積極的になにかしようとおもえないものだ。
私は男のしたいようにさせ、乞われるがままに彼の身体に舌を這わせた。

すぐ手の届くところに避妊具が用意されているこの部屋、気付けばすでにそれが装着されているという状況は何を意味するのかとおもう。毎晩違う女を拾うのかな、なんて。

名前も知らぬ相手と肌摺りあわせるに安全な道ではあるといえ、私はゴムに包まれた性器を口に含むのは好きではない。
でも、外すのも面倒だから、あえて異は唱えない。

男は執拗に私を責める。
私は行為の最中に、いった?と何度も聞かれるのは苦手だ。彼の気が済むように。と演技して、やり過ごす。

男のものは、先端の曲がり方がいい感じだった。
そう彼に告げる。

素性を知らぬ相手との性行為は、性器のみでのセッションって感じ。
これはこれで、純然たる肉体の快楽に没頭できるので悪くはない。

前後不覚な感じと、変に醒めた感じとが入り交じりながら性交する人はどのくらいいるものだろうか?私は結構多いのだけど。


いつどんなふうに終わりを迎えたのかわからないけれど、次に気がついたとき、私は眠る男の腕のなかにいた。
太腿に濡れた何かが触れた。使用後抜け落ちた避妊具のようだ。ダーティーな朝だな、とおもう。

今日は、と私は頭をめぐらす。
両親とランチの約束をしていたんだっけ。家に帰って、シャワーを浴びなくちゃ。

私は男の腕をそっとすり抜け、あちこちに散らばった下着や服を身につけた。
喉をうるおしたくて、冷蔵庫を開けてみた。ガス入りの硬水のボトルを手に取る。
そして私は足音を忍ばせ、部屋を後にした。

ここ、どこだろう?
朝の光のなか、炭酸水の刺激を楽しみながら、私はタクシーに乗り込む。

シャワーを浴びて、煙草の匂いを洗い流したら、猫をかぶって良い娘になるんだ。
名も知らぬ男の、そして両親の、望む姿を提供することが、私の喜び。


*これはフィクションです

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