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原子力戦争の犬たち

 死体写真で知られる釣崎氏が、福島第一原発に作業員として潜入した記録。

 

 個人的には原発には反対だけど、動き始めてしまったもの、事故を起こしてしまったものに対しては「反対」と言ってもどうしようもない。賛成であれ、反対であれ、今ここにある問題には対応するしかない。どんな思想を持っていようと、あるいは何の思想も持っていなかろうとも、現場で対応されている作業員の方々には無条件に感謝である。

 

 現場にいない私たちは、食品や土壌、海の放射性物質汚染や、原発再稼働に関するニュースなどに接するたび、いろいろな思いを持つわけだけれど、現場ではそういった原発世論とはまた全然違った世界が展開している。(以下引用)

 

(ゴールドラッシュならぬ)放射能ラッシュの浜通りに一攫千金を目論む野心家や夢追い人、流浪の民や逃亡犯、異なる目的を秘めた殺し屋、戦争の犬たち、ならず者どもが己の男を試さんと世界中から群れ集まる熱狂

 

1Fはエネルギー放射で世界中のカルトやサイコをその磁場へ導引し、捕え続ける本尊

 

(反原発活動家の)糾弾論法とはこうだ。東電は一貫して原発は安全だと説明し続けてきた。原発が安全だというのなら安全対策は不要のはずだ。安全対策が必要なら原発は安全ではなかったということになる。安全でない原発はいらない。

恐るべきことに左翼は原発の危険を訴えながら、原発の安全性を高める事業をやるなというのだ。そして彼らの狂った目論見通りに事業は遅延し、東電側は座して何の対策も取らないわけに行かないので当座可能な限りの場当たり的対応を取り続けざるを得ない。

 

3.11。あれ以来我々は荒れ地と化した祖国を修復中だ。(中略)

となれば1F義勇軍に志願せずしてどうする。

(中略)「この退屈な国」を飛び出して、イスラム教徒でもないのに軽い乗りで改宗し、陳腐なユートピア幻想を追って「イスラム国」へのリクルートを目指すなど愚の骨頂である。

我々日本人には我々の戦争がある。甘い現実認識と軽薄な理想主義でシリアやイラクへ自分探しの旅に出ている場合か。

(引用終わり)

 

 高線量エリアでは人間の立ち入りが危険なため、遠隔操作のロボットが作業をしている。が、ロボットが瓦礫にスタックして動けなくなってしまったり、繊細な動きができない(瓦礫を掴めないなど)といった問題が発生すると、人間が「特攻」してロボットを介助するという。シュールで矛盾に満ち、でもやるしかない現場。

 

 繰り返しになるけど、作業員の皆さんには感謝しかない。

 

 


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  • 2017.05.12 Friday
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