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モンサントが食の安全を守る?

 久しぶりの翻訳記事は、ちょっと古いですがモンサントとFDAの癒着に関するもの。


モンサントが食の安全を守る?

Why are Monsanto Insiders Now Appointed to Protect Your Food Safety?

マーコラ博士
By Dr. Mercola

2009年10月10日

 私はいま、国際ワクチン会議のためワシントンDCに来ている。12時間におよぶ素晴らしい首都ツアーを終えたばかりだが、これについては後ほどFacebookに写真とともに投稿しようと思う。というわけで、政治や愛国心がいま私のなかでタイムリーなのである。

 オバマ大統領が就任したとき、多くの米国人は、経済のみならず食品業界や医療制度にも「チェンジ」の時代が来るであろうと期待した。

 タイム誌が、今日の米国農業政策を非常にうまく表現している。「燃料・水・農薬を大量に使い、温室化ガスを放出し、肥満のもととなる作物を生産し、不法入国者を使って地方を過疎化させる、大規模農家を保護する政策」

 最近の政府説明責任局(GAO)の発表によると、2003年から2006年の間、富農は4900万ドルもの作物助成金を受け取っている。支給基準ラインである、250万ドルを超える収入がある者もだ。2008年末の演説でオバマ氏は、就任次第こうした典型的な無駄を切り捨てるつもりだと述べた。

 一方、米国の医療は世界一高額だ。米国は、他の先進国と比べて1人当たり2倍以上の額を医療費に費やしている。それにも関わらず、必要な時に効果的な医療を施して避けられる死を防ぐということに関しては、先進国で最低水準にある。

 システムに致命的な欠陥があり、抜本的な見直しが必要であることは明らかだ。

 実際、ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(訳注:マサチューセッツ内科外科学会発行の医学雑誌。世界で最も長い歴史を誇り、最も広く読まれ/引用され/影響を与えている一般的な医学系定期刊行物と言われる)の2008年の報告では、米国人の90%が自国の医療システムを「徹底的に組み立てなおす」べき、または「根本的な変化」が必要と考えている。

 そして多くの人が、オバマ政権によるこうした根本的な改革の実現を待ち望んでいる。少なくとも表面上は進行中に見える変化を。

 しかし、医療改革がようやく審議のテーブルに載せられ、ホワイトハウスの芝生に初の有機菜園が設けられる一方(訳注:オバマ大統領のミシェル夫人が、ホワイトハウスの敷地内の家庭菜園に野菜を植えた)、ぞっとするほどの数のキツネが、米国の医食産業という鶏小屋の番を命じられている……化学メーカーから巨大農企業へと転じ、一粒の種からゆっくりと世界中の人々を支配下に置きつつある、モンサントと深いつながりを持つキツネたちだ。


新農務長官は工場式農場や遺伝子組み換え作物の推進者
 元アイオワ州知事トム・ヴィルサックは、激しい抗議を受けながらも農務長官に任命された。有能な農務長官に必要なのは、家族経営の農場や安全で栄養価の高い食料供給システムの振興策を、持続可能かつ有機的な視点から立案・施行することだ。

 しかし、私たちが農務長官として戴くことになったのは、またしても業界ロビイストと密接な関係を持つ人物だった。米有機消費者協会(OCA)は次のように指摘する。

・ヴィルサックはバイオファーマシューティカル・コーン(訳注:アイオワ州立大学で開発された、薬効のあるタンパク質を含むトウモロコシ)などの遺伝子組み換え作物の強力な支持者であった。

・最大のバイオテクノロジー産業グループ、バイオテクノロジー産業協会はヴィルサックを毎年恒例の「今年の州知事」に選んだ。彼はまた、「バイオテクノロジー州知事連絡会」の発起人であり、元議長でもある。

・ヴィルサックがアイオワ・バリューファンドを作った際、最初に経済発展可能性が見込めるとされたのはトランスオーバー社と同社の乳牛クローン研究であった。

・非民主的で、非常に反発の大きかった2005年の種子規制優先法はヴィルサックの発案である。この法は市町村が遺伝子組み換え種子を規制する権利(遺伝子組み換え作物が生育できる場所、遺伝子組み換え作物のない緩衝地帯の維持や、地域で遺伝子組み換えトウモロコシを禁じることなど)を奪うものである。

・ヴィルサックは、トウモロコシや大豆を原料としたバイオ燃料の熱心な支持者である。これらの燃料は製造時に自身と同量、またはより多くの化石燃料を必要とし、世界の食料価格を高騰させ、文字通り貧しい者を飢えさせるものだ。

・総じて、ヴィルサックの実績といえば集中給餌事業体(CAFOs)または工場畜産の支援や煽動と、動物のクローン化の推進である。

 ヴィルサックがバイオテクノロジーの最大手、モンサントのような企業の宣伝担当として広く知られているということも興味深いと感じられるだろう!(報道によれば、彼はモンサントのジェット機をたびたび利用しているという)

FDAの新しい上級顧問はモンサントの元副社長だった!
 モンサント社の広報担当副社長/議会工作担当であったマイケル・テーラーは、米国食品医薬品局(FDA)の新しい上級顧問である。

 マイケル・テーラーとは何者か? 遺伝子組み換え食品の危険を説く第一人者であるジェフリー・スミス氏によると、彼は「遺伝子組み換え政策決定を監督する」人物なのだという。スミス氏はこう続ける。

「もし本当に遺伝子組み換え生物が多くの病や死に関与しているなら、その導入を推進してきたFDA方針の担当者は、人類史において比類なく不名誉な役回りということになる。それがマイケル・テーラーだ。彼はFDAの政策責任者になる以前、モンサントの弁護士を務めていた。ほどなく彼は、モンサントの副社長/議会工作担当となった」

 ここで言われるFDA方針とは、1992年に発表された遺伝子組み換え作物に関する方針である。そこにはこのように記されている。

「FDAは、これらの新手法(遺伝子組み換え)由来の食品とその他の食品とを区別する、有意または一定のいかなる情報をも承知しない」

 実際には、FDAの科学者のなかには「遺伝子組み換え食品は自然の食品とは異なり、予測不能な未知の健康問題を引き起こすおそれがある」という強い懸念があった。

 テーラーは、(安全性の調査なしに)米国の食卓に遺伝子組み換え食品を載せるため、初期段階で重要な役割を果たしただけでなく、モンサントの遺伝子組み換えウシ成長ホルモン(rbGH/ rbST)関連政策も監督していた。

 この成長ホルモンは、カナダ、欧州、日本、豪州、ニュージーランドでは、発癌リスクその他の健康上の懸念から禁止されてきた。米国では、テーラーがFDAの担当者を務めた時期に承認された。スミスはこう記している。

「テーラーはまた、成長ホルモンを投与されたウシの乳に特別な表示を要しないことも決定した。彼の将来の雇用主となったモンサントにとってはありがたいことに、テーラーは、企業が大胆にも自社製品にrbGH不使用の表示をする場合には、"FDAによればrbGH投与の有無で牛乳に違いはありません"という否定の文言の併記を求める公式報告を書いた。」

 テーラーの公式報告は、またしても事実と異なるものだった。FDAの科学者たちは、rbGH使用乳の違いを認識していた。しかしこの報告を根拠として、モンサントはrbGH不使用を謳った乳製品メーカーを告訴した。

モンサントのもうひとりの「イエスマン」、デニス・ウルフが次の農務省食品安全検査局次官になるかも知れない
 もうひとつ皮肉な出来事として、ペンシルべニア州農務長官のデニス・ウルフが新しく農務省食品安全検査局次官に任命されるかも知れないという噂がある。米国農務省における食品安全の最高ポストである。

 ウルフは製品にrbGH不使用の表示をすることは法律違反であると主張し、ペンシルベニアではこのようなラベルをすべて撤去するよう命じた。幸運にも、消費者の要求でペンシルベニア知事エド・レンドルが介入し、rbGH不使用の表示禁止を差し止めた。(もっとも、レンドル州知事は、ウシへのホルモンの投与の有無で牛乳に違いはみられないという、テーラーが仕込んだFDAの否定文を併記することも求めた)

 ジェフリー・スミスによれば、

「ペンシルベニア知事がウルフの任命を支持する理由は、彼を州から追い出したいからだという噂がある。rbGHに関する「大失態」のせいだ。素晴らしい知事じゃないか。ありがたいことさ。」

 デニス・ウルフはrbGH不使用の表示を禁止しようとしただけでなく、「有害な下水汚泥、工場式農場や遺伝子組み換え作物を禁止しようとするコミュニティの権利を剥奪しようとしていた」と消費者問題局は指摘する。

米国政府に深く食い込むモンサント
 遺伝子組み換え種子の世界的リーダーであるモンサントは、明らかに米国政府内のさまざまな要職に食い込んでいる。また、一見しただけではわかりにくいつながりもある。モンサントの取締役であったシャロン・ロングが、オバマの選挙期間中の科学政策アドバイザーを務めていたなどの例だ。

 モンサントは、米国の健康と食の安全の未来に立ちこめる邪悪な暗雲である。この強大な企業はすでに、以下のような数多くの驚くべき非難に値する活動を行っている。

・世界を有害な可能性がある種子の遺伝組み換えの道へと引き込んだ。

・自社の遺伝子組み換え種子だけでなく、膨大な数の農作物の種子の特許を買い占めている。史上初の生命体の特許取得を、人民や議会の投票を経ずに行っている。

・農家が長年行ってきた「翌年用の種子の保存」を禁じ、この禁を破る農家を探しまわっては告訴している。

・ポリ塩化ビフェニール(PCB)、ダイオキシン(枯葉剤)という、史上最凶の毒物を製造した。

 おそらく、すでに行われた食料供給への最大の攻撃は、ターミネーター技術として知られているものである。「自己破壊」するよう遺伝子操作された種子のことだ。種子(およびそこから育った作物)が子孫を残せないため、農家は毎年種子を購入しなければならないのである。

 ターミネーター種子が世界の食料供給に与える影響は、破滅的なものである。遺伝子組み換え作物の形質は、他の作物にも伝播する。ひとたびある地域にターミネーター種子が放たれれば、種子の不稔形質は遺伝子組み換えでない作物に伝播し、その地域のほとんど、あるいはすべての種子が子孫を残せなくなってしまう。

 このようなことがまかり通り続ければ、全世界の農家が種子の供給をモンサントに依存する羽目になるかも知れないのだ!

対処法は?
 あなたがすでに踏み出している第一歩、それは情報を得ることだ。家族や友人にこの記事を共有することで、さらに世界に広めていくことができる。

 次に、モンサントとその根幹たる工業的農業を叩く。すべての遺伝子組み換え食品をボイコットし、その代わりにモンサントの遺伝子組み換え種子を使わない有機(かつ地元の)農家を支持するのだ。金の使い方で、自らの意志を主張することができる。

 これはほぼすべての加工食品を絶ち、地元で生産された新鮮な有機食品に切り替えることを意味する。

 米国自由健康連合(AAHF)の請願書に署名することで、FDAを誠実な組織に改革する闘いに加わることもできる。AAHFはFDA改革キャンペーンを展開しており、あなたの力が至急求められている。議会を動かすには、多数の署名が必要なのだ。

 最後に、オバマ政権に直接意見することもできる。有機消費者協会のこのフォームを使って、オバマ大統領、農務長官トム・ヴィルサック、保健福祉長官(FDAを監督する)キャスリーン・セベリウスらに直接マイケル・テーラーの退陣を要求し、デニス・ウルフの任命に反対であることを表明するのだ。

 今すぐ、マイケル・テーラーの退陣とデニス・ウルフの任命反対の行動を起こそう


(翻訳:渡辺亜矢 Japanese translation by Aya Watanabe)

原文
Why are Monsanto Insiders Now Appointed to Protect Your Food Safety? 

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  • 2017.05.12 Friday
  • -
  • 15:09
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コメント
ハッピーさん
近かったらぜひ治療院にお伺いしたかったです。
私もいろいろしなければならないことがありながら、処理能力が高くないのでゆっくりゆっくりです。
  • ぷみ
  • 2012/03/13 2:24 PM
こんにちは、

アイゼンスタイン博士が言う、キツネが鶏小屋の番をしているということですね。全く信用ならないと。それにしてもバカバカしくなるほどべったりですね。日本でも同じ構造でしょう。


>モンサントとその根幹たる工業的農業を叩く。すべての遺伝子組み換え食品をボイコットし、その代わりにモンサントの遺伝子組み換え種子を使わない有機(かつ地元の)農家を支持するのだ。金の使い方で、自らの意志を主張することができる。

消費活動を変えることが世界を変えることにつながる。金の使い方で意志を主張する。気づいて行動に移す人を増やすことが困難ですね。記事を楽しみにしています。本はまだ途中です。僕の方は、膨大な情報の処理にちょっと遅れ気味です。読んだら、ブログで記事にさせて頂きますね。
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