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アスパルテームはダイエッターの敵だった?

 翻訳記事の第7回めは、第6回めのネオテームについての記事内で参照リンクとなっていた、アスパルテームについての過去記事です。

 前回とかぶる内容もありますが、アスパルテームの危険性について、さらに掘り下げた内容になっています。セロトニンの生成阻害にもつながるらしいよ。。


アスパルテームはダイエッターの敵だった?

Why This Toxic Sweetner is FAR Worse than High Fructose Syrup...

マーコラ博士
by Dr. Mercola

2010年9月15日

 
アスパルテームの重要情報!

インタビューのスクリプトはこちら

マーコラ博士のビデオ一覧はこちら

 人工甘味料アスパルテームがFDA(米食品医薬品局)に承認されてから20年ほどになるが、その安全性について、または安全性不足についての論争は尽きることがない。今日、アスパルテームは糖尿病患者向けやダイエット用以外の食品も含め、6000以上の製品に使用されている。

 あなたはこの神経毒性甘味料を過剰摂取していないだろうか?

ソース:
Sweet Misery Video Transcript (PDF)
Aspartame Studies
Free Sample Chapter from Sweet Deception

マーコラ博士のコメント:
 コリー・ブラケットによるドキュメンタリー『Sweet Misery』のハイライトを含む冒頭のビデオには、アスパルテームの問題がよくまとまっている。ビデオクリップに興味を持っていただけたなら、完全版が収録されたDVDもお求めいただける。私は、『Sweet Misery』はアスパルテームに関するもっとも優れたドキュメンタリーのひとつだと考える。

 この記事では、前の記事に続き、アスパルテームが、早産リスクの上昇、発ガンの可能性、体重増加と関連があることなど、最近になってわかったことを述べる。砂糖の代わりにアスパルテームにする主な目的の一つはダイエット効果であるが、皮肉にも反対に体重を増やす「副作用」があるというのだ。

 
 前半を読まれていない方は、こちらでご確認いただける。

 上記記事で述べたように、毒性データがないからといってアスパルテームが安全だという根拠にはならない。むしろ逆だ! そうしたデータなしに承認されたということは、人間が摂取して安全なのか、アスパルテーム固有の問題があるのではないかと、ますます疑念をかきたてることになる。

 FDAがアスパルテームを承認したのは20年近くも昔のことである。さらに、その承認は良く言っても「無知のなせるわざ」としか言えないことが調査で新たに示されても、FDAは打ち消し続けてきた。それでも、今日の食糧供給におけるこの化学甘味料の蔓延ぶりはあまりにもすさまじいため、安全性の議論が再燃している。

 これは政争と科学詐欺(疑惑)に大きく影響された承認であり、それ以来、人々の健康をかつてないほどリスクにさらしてきた。

 上記「ソース」のリンクにある私のウェブサイトのページは、アスパルテームによる健康問題に関連する調査を記録したものだ。

 また、拙著『Sweet Deception』の無料サンプルチャプターにも、アスパルテームに関する情報や、その使用に関わる健康への懸念が書かれている。

 アスパルテームはダイエッターの友ではないというエビデンスの山、そして妊婦への安全性に対する強い疑問を投げかける近年の研究結果を深く掘り下げる前に、その害への個々の感受性について簡単に触れておきたい。

 FDAには副作用報告が何万件とあり、公式に報告されていない被害も数え切れないほどあるというのに、多くの頑固なアスパルテームユーザーは、もう何年も愛用しているが……まだ死んじゃいない、などと主張する。さて、ではその害とはどんなものだろうか?

生まれつきホルムアルデヒドの害を受けやすい傾向がある人もいる

 なぜアスパルテームを何度も摂っても何ともない人と、すぐに悪影響が出る人がいるのかを説明するのに役立ちそうな、興味深い情報がある。アルコールを分解する特定の酵素は、害を及ぼすこともある。体内のこの酵素の量がポイントになるのだ。

 すでに引退した食品科学教授、ウッドロー・C・モンテ博士は、2009年の記事Methanol: A Chemical Trojan Horse as the root of the Inscrutable Uで、このことについて説明している。

 アスパルテームは重量にして10%ほどのメタノールを含有している。メタノールは木精とも言われ、体内でホルムアルデヒド→ギ酸と分解される。

 ヒトの消化酵素のうち、メタノールを代謝してホルムアルデヒドに変えられるのは、クラスIアルコール脱水素酵素(ADH I)のみである。

 結果的にホルムアルデヒドが人体に及ぼす害をかみ砕いて説明すると、「タンパク質を損傷し、防腐処置を施す」というものだ。これは、PDB.org(訳注:蛋白質構造データバンク=タンパク質と核酸の3次元構造の構造座標(立体配座)を蓄積している国際的な公共データベース)からの引用である。

 蛋白質構造データバンクによると、「メタノールは網膜の傷つきやすいタンパク質を損傷するため、少量でも失明を引き起こすことがある」。また、網膜剥離などの視覚障害も、アスパルテーム摂取の副作用として報告されている。

 ここでモンテ博士は、なぜメタノールが他より大きな害を及ぼすことがあるのかということについて、ひとつの手がかりを示している。

「体外からメタノールを摂取した際の刺激感応性にばらつきがある理由の一つに、アルデヒド・デヒドロゲナーゼが十分に存在するかどうかが考えられる。この物質には、細胞組織で生成されるホルムアルデヒドの毒性を、より毒性の低いギ酸に変換することで、低減する作用がある。」

 簡単に言うと、アスパルテームの有害な影響を受けやすいか否かは、個々の体質によって決まるということだ。

 とはいえ、まったく健康を害することなくアスパルテームを常用できているという人たちも、長い目で見れば健康に影響するダメージを受けているであろう、と私は考えている。

 健康に有害な毒のほとんどが、すぐには害を及ぼさないということを覚えておくとよいだろう。すぐに害になるものは、実際ほとんどない。多くの毒や有害な化学物質と同様、アスパルテームの毒性がすぐに出る人もいるが、ほとんどは急性の副作用を感じることなく摂取することができる。

 だからといって、、あとあと健康に害を及ぼさないという保証はないし、アスパルテームが万人に安全であるというエビデンスにもなりはしない。急性と慢性、双方の副作用を経験した人が何万人もいることを考慮に入れれば、なおのことだ。

 他の人工甘味料同様、アスパルテームの長期的なヒトへの安全性調査はなされていないということをお忘れなく。FDAではこれを義務づけていないのだ。

 さらに、後述するように、妊娠中にアスパルテームを摂取した場合、知らず知らずの内に、まったく不必要な健康リスクに胎児をさらすことになってしまう。母体がアスパルテームの害を感じていなかったとしてもだ。

なぜアスパルテームはダイエッターに良くないのか

 低カロリーの人工甘味料は、もともと糖尿病患者やダイエッター向けに売り出された。しかし今日ではこれらのターゲットに限定せず、さまざまな加工食品やスナック類に使用されている。

 しかし、こうしたゼロ/低カロリー製品は、本当に減量や体重増加防止に役立つのだろうか?

 研究および疫学データは、その逆こそが真実であると示している。アスパルテームのような人工甘味料は、体重を増加させる傾向がある。これまでもたびたび述べているように、体重の増減にはカロリー摂取量以外にも要因がある。

 アスパルテームやネオテームが体重を増加させる理由のひとつは、フェニルアラニンとアスパラギン酸だ。このふたつのアミノ酸は、アスパルテームの90%を占め、インスリンとレプチンというホルモンの放出を急速に促進することで知られている。これらのホルモンは、満腹感と脂肪の蓄積に複雑に絡んでいるまた、インスリンとレプチンは、新陳代謝を制御する主要なホルモンでもある。

 つまり、砂糖からカロリーを摂らなかったとしても、アスパルテームやネオテームによってインスリンやレプチンの値は上昇する

 インスリン値やレプチン値の上昇は、ひいては肥満、糖尿病ほか、今日蔓延している多くの慢性病の要因となる。

 レプチン値が高い状態が長く続くと、体は抵抗性を持つようになる。インスリンに対する抵抗性ができるのと同じ原理だ。いったん抵抗性ができてしまうと、食べるのを止めたり、脂肪を燃やしたり、味蕾で甘味を感じる感度を維持したりといったホルモンの指令がきかなくなってしまう。

 するとどうなるのか?

 空腹感が続き、甘味が欲しくてたまらず、脂肪をより多く蓄積するようになるのだ。

 レプチン抵抗性はまた、内臓脂肪増加の要因となり、空腹感と脂肪蓄積の悪循環を招き、心臓病や糖尿病、メタボリックシンドロームのリスクを高める。

人工甘味料はむしろさらに体重を増加させる

 多くの人が減量のために人工甘味料を使う。驚くべき皮肉だが、その有効性を慎重に検証したほぼすべての調査において、人工甘味料を使った者は普通の炭酸飲料を飲んだ者より、むしろ体重が増えたという結果が出ている。

 常識的に考えて、人工甘味料が役に立たないことははっきりしているだろう。なぜなら、過去30年でその使用量は爆発的に増えているというのに、肥満のまん延もまた並行して増え続けており、ちっとも改善されていないからだ。

 甘味だけあっても空腹感は増大するという事象は、少なくとも20年はさかのぼった医学文献にすでに見ることができる。たとえば、それぞれ1980年代後半と90年代前半に行われたふたつの研究で、人工甘味料と空腹感の増大との関係が取りあげられている。

Physiology & Behavior, 1988
 この研究では、強い(ゼロまたは低カロリーの)甘味料は、食欲に著しい変化をもたらすということが確認されている。実験した3種の甘味料のうち、アスパルテームがもっとも顕著な影響を見せた。

Physiology & Behavior, 1990
 この研究でも、被験者にさまざまなアスパルテーム濃度(0.05%、0.3%、0.5%、1.0%)のガムを15分間噛んでもらい、「甘い」味だけで空腹感が増すかどうかを調査している。面白いことに、人工甘味料で甘味を付けたガムを噛んだ者は、何も噛まなかった、または甘味をつけていないガムを噛んだ者より空腹感が増大したが、その度合いはアスパルテームの濃度に単純に比例してはいなかった。

 女性はアスパルテーム0.3%(2番目に低い濃度)のガムを噛んだ後にもっとも空腹感が大きくなり、一方男性は0.5%の場合であった。実験者は「もっとも高濃度のガムは、食欲が一時的に減退したのち持続的に増大するという、時間に依存する二相効果を示した。したがって、甘味料の濃度、被験者の性別、噛んでからの時間はすべて、『甘さ』が空腹感を増大させるかどうかの重要な決定因子である。」と述べている。

 発見当時は説明がつかなかったが、研究者たちは現在、なぜ、どのようにしてこうした現象が起きるのかを解き明かそうとしている。

 先に述べたように、フェニルアラニンとアスパラギン酸は、満腹感に関与するインスリンとレプチンの放出を促進する。

 加えて、フェニルアラニンの大量摂取は、やはり満腹感に関与するセロトニンなどの重要な神経伝達物質の生成を阻害する。セロトニンレベルが下がると、満腹感も減少し、食べすぎたり過食症を招くおそれがある。

 高濃度の人工甘味料が大学生に及ぼす影響の調査結果からは、人工甘味料の使用が砂糖の総摂取量の減少に関与するというエビデンスは得られなかった。

 これらの結果から、人工甘味料の摂取は甘味の欲求を持続させるだけで、砂糖の総摂取量は減少しないこと、そして、さらなる体重問題を引き起こすことがわかる。

 2005年に発表された、テキサス大学サンアントニオ心臓研究の25年にわたる調査データも、ダイエット飲料を飲むと深刻な体重増加を招く可能性があることを示している。普通の炭酸飲料よりはるかに高い数値だ。

 シャロン・ホウラー(公衆衛生学修士)は次のように述べている。
「平均すると、毎日ダイエット飲料を飲む調査対象者の65%がその後7〜8年のうちに体重過多になる傾向があり、41%は肥満になる傾向がある」

 この研究結果は、「人工甘味料入りの液体を与えられたラットは、高カロリー甘味料入りの液体を与えられたラットよりも高カロリーの食物を食べる」という、2004年に行われたパデュー大学の調査結果を裏付けるものだ。

 研究者らは、人工甘味料入りの液体を飲んだことにより、ラットが生まれつき持っている、食物のカロリーをバランスする能力が混乱したと考えている。

 最近では、エール・ジャーナル・オブ・バイオロジー&メディシンの2010年6月号に、糖分欲求の神経生物学を掘り下げ、人工甘味料が体重に及ぼす影響に関する疫病的・実験的エビデンスをまとめた記事が掲載されている。

 記事の著者は次のように述べている。
「いくつかの大規模な前向きコホート研究(訳注:最初に健康な人の生活習慣(喫煙・飲酒・食生活など)を調査し、この集団を「前向き」、つまり未来に向かって追跡調査して、後から発生する疾病を確認する研究手法)から、人工甘味料の使用と体重増加との相互関係が見出された。

……先に行われた実験から、砂糖によるものであれ人工甘味料によるものであれ、甘い味は概してヒトの食欲を増すと判明した。アスパルテームで甘くした水により、標準体重の成人男性の主観的食欲が増進した(アスパルテームをカプセルに入れてしまうとこの働きはなくなる)……

テスト食からのエネルギー摂取量を低下させるグルコースやスクロースと異なり、人工甘味料はエネルギー摂取量に影響しないか、もしくは増加させる。このことから、天然甘味料のカロリーは、総エネルギー摂取量を一定に保つ反応を引き起こす可能性があると考えられる。

……エネルギー摂取量が増加するというエビデンスは、天然甘味料は食物の報酬回路を活性化するが、人工甘味料では同じ反応は起こらないことを示す…天然/人工甘味料は、味覚神経をそれぞれ異なった形で活性化する。

……最後に、人工甘味料は甘いからこそ糖分への欲求を高め、依存させる。

……肥満のまん延を食い止めるには、世界の食物の甘味を抑えることが鍵となるだろう。」

 この最後の見解が、おそらくもっとも的確な結論であろう。特に米国人は甘味中毒である。甘味は複雑に絡んだ生体システム/経路/メカニズムを動かし、最終的には過度の体重増加を招く。カロリーがあってもなくてもだ。

 最後に、この研究からは人工甘味料がダイエッターの味方だというのは幻想でしかないことがわかる。マーケティング・キャンペーンが何と謳おうと、低/ゼロカロリー人工甘味料は体重を減らすのではなく、増やす傾向があるのだから。

アスパルテームと早産

 つい最近発表されたアスパルテームの健康への影響に関する調査結果のひとつは、「味の素タイタニック号」が氷山に衝突したかのようなものだった……。

 6月に発表されたデンマークの研究は、5万9千人以上のデンマーク人女性を対象とし、人工甘味料入りのソフトドリンクを毎日飲むと、早産のリスクが78%も高まるという結果が出た。

 英紙『デイリーメール』オンライン版の最近の記事によると、英国の公衆衛生の専門家のなかには、胎児を早産から守るため、妊婦にアスパルテームを含む食品や飲料を避けるよう助言している人がいるという。早産は赤ちゃんを多くの健康リスクにさらし、医療費もかさむためだ。

 米国では、妊娠37週以前で生まれた未熟児への新生児集中治療に2万〜10万ドルほどかかる。

 研究者らは、妊婦が1日平均たった1本のダイエットソーダを飲むだけで、37週以前に出産するリスクが38%上昇するということを発見した。

 1日に4本以上飲んだ場合は、早産のリスクが78%上昇する。

 一方、砂糖使用の飲料と早産との関連は見られなかった。

 研究者らは、これらの結果を裏付けるためより多くの研究が必要だとしている。私はそうした調査がすでになされていることを願っている。そうなれば、保健機関が今とは逆のアドバイスをするようになるかもしれない。特に妊婦が懸念する項目に関して。

アスパルテームでガンになる?

 FDA、メディア、そしてほぼすべての医療「専門家」は、50〜69歳の56万人以上を対象とした米国立がん研究所の2006年の「研究」などを根拠として、そんなことはないと言うだろう。

 彼らが言及していないこと、それは、この「研究」は比較試験(訳注:対象物質を与えた群と与えない群とで比較して、反応が対象によって起こったものかどうかを見きわめる)ではないということだ。

 むしろ、研究などと呼ぶべきでない代物だ。本当の研究とは、比較がなされたものであるからだ。

 これは1995〜96年にかけて行われた、食品/飲料摂取に関する調査にもとづく単なる集計だ。

 調査協力者自身による食べたもの/飲んだものの大ざっぱな自己報告から、摂取したアスパルテームの量を計算し、その後5年間の発ガン率と比較する。

 しかしながら、単なる「集計」に過ぎないため、原因をつきとめることができないだけではなく、この結果にいかなる信憑性も与えられない明白な問題が2点ある。

1.1995年当時、アスパルテームを含む食品/飲料は現在と比べるとはるかに少数しか存在しなかった。そのため、摂取量は今日よりかなり少ないと思われる。

2.何人の人が―特にその当時―実際にアスパルテームが含まれているかどうか、表示を確認するだろう? なにしろ、研究者らが判断基準としているこの古い食の調査は、特にアスパルテーム摂取量をはかるために行われたわけではないのだ。 

 動物実験を軽視する人もあるが、比較試験でヒトの代わりに動物を使うことには理由がある。第一に、ヒトを使ったケースの多くは絶対的に倫理にもとる。またヒトの寿命は非常に長いので、比較試験は非現実的である。

 ラットを使う主な理由は、寿命がずっと短いことだ。

 多くの研究者は、しかるべき期間ののち、実験動物を安楽死させる。しかし、ソフリッティ博士と欧州ラマッジニ基金(ERF)チェザレ・マルトーニがん研究所は、2群のラットを対照させたアスパルテームの安全性比較試験を行い、ラットが寿命をまっとうするまで観察を続けた。

 ソフリッティ博士は何を見いだしたのか?

 最初の研究では、ヒト換算で1日に4〜5本に相当するダイエットソーダをラットに与えたところ、高確率でリンパ腫、白血病、その他のガンを発症した

 もっとも高率だったのは、メスのラットにおけるリンパ腫/白血病の発症率が25%というもので、対照群の発症率はわずか8.7%であった。

 世界に論争と否定の嵐を巻きおこしたこの研究結果は、2006年、米医学誌「Environmental Health Perspectives」に掲載された。

 研究者らは、このアスパルテームの発ガン作用は400ppmだとし、次のように結論した。

「この大規模な試験の結果は、アスパルテーム(APM)は多臓器発ガン性物質だと示している。現在の1日摂取許容量を大幅に下回る、体重1kgあたり20mgの場合でもである。(訳注:欧州食品安全機関EFSAが定める1日摂取許容量は体重1kgあたり40mg)

この結果にもとづいて、APMの使用と摂取量の現行ガイドラインを早急に見直すべきである」

 ここで非常に重要なのは、ERFは35年以上にわたってガン予防に取り組んでいる、独立した非営利機関であるということである。

 当然ながら、この結果は業界からのすさまじい反発を招いた。しかし、ERFは引き下がらなかった。Leleva.org(訳注:健康に関する情報を提供し、消費者とその選択の自由を守ることを目的とするサイト)は、ERFの反論を掲載した

「……過去のアスパルテームによる発ガン性の長期試験(計4件)は、20年以上も前、人工甘味料メーカーが少数の動物を性別によってグループ分けして行ったものだ。今日の、アスパルテームには発ガン性がない、という認識はその結果にもとづくものである。

EFSAの「食品添加物・香料・加工助剤及び食品と接触する物質に関する科学」パネルのコメントに対し、ソフリッティ博士は「パネルがこの研究結果の欠陥としている点こそ、むしろ我々の研究プロトコルの独自かつ有益な特徴といえる。過去30年以上、国際規定の変更のたびにその科学的根拠を提供してきた研究だ」と指摘した。

たとえば、ERFは大規模生涯試験として知られる研究を行なっている。これは、多数のラットをグループ分けして寿命が来るまで生涯にわたって観察し、組織病理学的変化が自然死に影響しているかを調べるものだ。この方式は、ラットを110週(寿命の3分の2ほど)で殺処分してしまう、ほとんどの研究室とは対照的である。

ERFの研究は、ヒトが胎児から自然死にいたるまでの間、工業的/一般的環境に存在する物質に曝露する状況に近づけるよう、入念に設計されている。「ヒトのガンのうち80%は、55歳を越えてから診断される。そのため実験動物においても、寿命の最後の3分の1の時期に、対象物質がどのような影響を及ぼすかを観察することがもっとも重要である」とソフリッティは指摘する。

 しかし、話はここでは終わらない。

 2年後の2007年、ERFは追跡研究結果を発表した。またしても、ガンとアスパルテームとの関連性に警鐘を鳴らすものだった。

 今回の研究では、胎内から被曝が始まった場合にアスパルテームの発ガン作用がはるかに強くなる、という不穏な発見を強調している。

 しかしこのエビデンスも、まったく注目を集めなかった。

 FoodNavigator.com(訳注:食品/飲料業界向け情報サイト)は、FDAの広報官マイケル・ヘーンドンがロイターの取材に「現時点でFDAは、アスパルテームを一般的な甘味料として食品に使用することは安全である、というこれまでの判断を修正するべき根拠があるとは考えない」と応えたと報じた。

 究極のはぐらかしではないか……。

 これこそが、知識ある消費者になるべき理由である。FDAは、あなたの健康を脅かす可能性のある問題に対処することも、しかるべき調査をすることも、きっぱり断ると言うのだ。

アスパルテームやネオテームの副作用を経験したなら、声をあげよう!

 食品を摂った際の好ましくない反応のうち、ごく一部しかFDAに報告されていないことをご存じだろうか? 薬やワクチンの副作用は、全体の1〜4%しか報告されていない。とすると、アスパルテームなど他のFDA管轄製品も、同じかもっと少ないのではと考えられる。

 影響力を行使する消費者の数が非常に少ないというのは問題だ。

 FDAに対し、彼らが承認した食品に関する問題をきちんと警告するには、副作用を経験したと考える人の声をできる限り多く届ける必要がある。健康をリスクにさらし続ける化学物質メーカーの製品による副作用を疑うなら、そうすることで彼らに対し、抗議の行動を起こすことができる。

 アスパルテームによる副作用を経験したなら、ぜひFDAに通報することをお勧めする。

 FDAの消費者苦情受付ページにアクセスし、最寄りの州の電話番号を見つけ、副作用を報告しよう。

 アスパルテームの安全性再考にあたり、どれだけの報告件数が必要かはわからない。しかし、FDAの尻を叩くには、あらゆる副作用をすべて報告するしかない。

(翻訳:渡辺亜矢 Japanese translation by Aya Watanabe)

原文
Why This Toxic Sweetener is FAR Worse than High Fructose Corn Syrup...


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  • 2017.08.23 Wednesday
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コメント
つさん
人に怒れるほど偉くないです。。
奥様が無害でよかったです!
  • ぷみ
  • 2012/08/23 11:11 PM
>奥様が有害物質て!

的確な突っ込み、ありがとうございます!
すんごい怒られると思ってたので、ぷみさんの心の広さに、非常に感激しております。

訂正します。妻は無害です(口にしない限り)。

アスパルテームを始め「何が人体にとって有害な物質か」を決める事は、本当に難しいですね。。
でも、「疑わしきものは、極力口にすることを避ける」という姿勢は、私もとても大切だと思います。
人生は後戻り出来ないので・・・

駄文失礼しました。
  • 2012/08/23 7:30 PM
つさん
奥様が有害物質て!
ストレスは確かによくないですね。
その辺のバランスも気になるところです。
  • ぷみ
  • 2012/08/23 11:11 AM
私にとって、本文は長い記事であり、全体の30%を読んだあたりで、頭痛になりました。人工甘味料について議論している各記事が、すでに人体に有害なのではないか、という疑念が湧きつつ、ダイエットコーラを飲むと、頭痛が酷くなりました。

私の周りは有害物質だらけです(人工甘味料、膨大な論文、携帯電話、妻など)。
  • 2012/08/22 10:16 PM
Hirokoさん
知らないって怖いですよね。私はシュガーレスのガムやミントタブレットを常食していました。。
  • ぷみ
  • 2012/07/23 3:56 PM
アスパルテームの怖さを知らなかった時に、薬が不味くて飲みにくい子供にスリムアップシュガー(アスパルテーム入り)を少し入れていたら、常に「頭が痛い」と訴えるので妙だな・・と思っていました。アスパルテーム入りダイエットシュガーは、それ以来使っていません。子供の頭痛も治りました。
神経毒と言う学者の方もいます。他にも沢山症例があります。
私は、事実を知って以来、絶対に気をつけて商品を購入しています。
  • Hiroko K
  • 2012/07/21 11:02 PM
なんとかIWGPさん
そのつながりから何か見えてくるような??
  • ぷみ
  • 2012/05/09 12:09 PM
ラムズフェド元米国防長官はアスパルテームの会社の重役だったそうですね。
日本は頑張って認可した側ですね。
アメリカは軍事大国ですね。
  • なんとかIWGP
  • 2012/05/08 7:55 PM
みけさま

そうですね。。設定を変えようと思いましたが、見当たらないのです。ご迷惑おかけいたします。
  • ぷみ
  • 2011/12/09 1:38 PM
上から新しい順に、コメントが表示されるのは、ちょっと不便ですが、とても勉強になります。
  • みけ
  • 2011/12/09 1:28 PM
ナチュラリストさん
化学物質を避けるようになると、少し摂るだけでも反応が出ますね。大変そうですが、それが正しい反応なのだと思います。
  • ぷみ
  • 2011/10/15 8:58 AM
私は人工甘味料や化学調味料が入ってるものを飲食すると嘔吐したり、2日ほど下痢が止まらなくなります。

特にアスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物はひどいです。なので、こいつらが入ってないものを選んで飲食してます。

アスパルテームを使った清涼粒菓子を、たとえ1粒でも食べると胃から逆流してきます。

また、練り歯磨きも使わず塩で磨いております。

こいつらは砂糖よりもコストが安いので食品メーカーがこぞって使うのでしょうが、そこの社員は果たして自社製品を食べているのでしょうか。
  • ナチュラリスト
  • 2011/10/15 3:21 AM
日本の医師に、「アステルパームの安全性」を確認しました。ただ、それだけです。
  • jinkocyan
  • 2011/10/02 7:58 AM
jinkocyanさん
何を選ぶかは個人の自由ですが、ダイエットをしたいなら甘いものの弊害(肥満だけではありません)を理解し、減らせばいいと思いますよ。砂糖の代替でアスパルテームを使えばいい、ということではなくて。

  • ぷみ
  • 2011/10/02 7:32 AM
2011/10/1現在、アスパルテームは通常の範囲内では、無害だと、多国から評価されています。ダイエットに、アスパルテームは欠かせませんね
  • jinkocyan
  • 2011/10/01 10:24 PM
さきちさん
私は「アスパルテームは駄目で、糖ならいくら摂ってもいい」とは考えていません。

糖の摂り過ぎの弊害を理解し、節制するのが本筋ではないでしょうか。虫歯予防なら、歯を磨けばいいことです。安易にアスパルテームに置き換えるのは問題だと思います。糖は生命維持に必要な栄養素の一つですが、アスパルテームは本来不要なものですから。
  • ぷみ
  • 2011/07/21 3:54 PM
>>http://okwave.jp/qa/q4115012.html
現時点ではこの発想でええんちゃう?
  • さきち
  • 2011/07/21 3:36 PM
violet moonさま

ご訪問ありがとうございます。
トップバリュのは、糖質ありとなしの差でしょうか?
あまりに多すぎて、すべて避けようとするとノイローゼになってしまいそうですが、できる限り努力します。
  • ぷみ
  • 2011/04/11 3:00 PM
知っていましたよー。
でも、あまりにも普通に入っているので一時気にしない時がありましたが、でもだめなものはだめです。
先日ノンアルコールビールを探していた時、トップバリュで入っているのとそうでないのと選択肢があるのには感心しました。
  • violet moon
  • 2011/04/05 1:23 PM
岡本さま

ご訪問ありがとうございます。
コピーしていただいて構いませんよ。むしろ、ありがたいです!
  • ぷみ
  • 2011/03/03 1:43 PM
はじめまして。
「THINKER」のサイトから、つながりました。
こちらのページを、インターネットと縁のない方達にコピーして見ていただきたいのですが、
コピーしてもかまいませんか?
  • 岡村七重
  • 2011/03/03 1:37 PM
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