CIA洗脳実験室

 CIAによる洗脳実験の実験台とされた患者の息子が書いた本。

 

 本編もさることながら、訳者である苫米地英人氏によるまえがき、あとがきが面白い。

 曰く、

 

●オウムについて

著者の父親が入院した病院がCIAの洗脳実験に利用されたように、オウム真理教がなにかに利用されていた大きな実験場であったことは、今でもあまり知られていない。


オウムにおける洗脳テクニックは、たんに麻原が信者をコントロールする方法として利用していただけではなく、麻原自身がLSDによって人格崩壊したことを考え合わせても、オウムのサティアンが一つの洗脳実験室であったような、オウム全体が、キャメロン(引用者注:CIAの洗脳実験を行っていた精神科医)の運営していたカナダの病院であり、信者一人一人が実験台にされた患者であったような印象も受ける。

 

アメリカでは、究極の洗脳薬とされるLSDを使ってバッド・トリップさせ、地獄を見せると、どんなに意志の強い人間でも子どものようになってしまうことが知られている。オウムは、明らかにその情報をどこからか仕入れ、応用したのではないか。

 

●テレビについて

CMと番組を分けるというこれまでの編集権の独立には意味があった。この形式であればCMになると視聴者は臨場感を下げて、テレビの臨場感空間に距離をとる。そして当たりまえだが、CMだとわかっているから、商品をクリティカルな目で見ることができる。だから広告効果は下がるけれど洗脳もされにくくなる。これが正しい広告のあり方だ。

 

ところが広告を番組の中に入れてしまうと、視聴者は番組の臨場感の中で見るから広告効果が上がり、サブリミナルとなる。視聴者はクリティカルになれず、全面的に無意識で洗脳されやすくなる。

 

●インターネットについて

現在、姿を偽った洗脳の象徴はインターネットの検索サイト・グーグルであり、アメリカ合衆国だ。

 

インターネットは、テレビほどの影響力を持たないにせよ、編集権の独立というメディアとして基本的なルールを満たそうともしない。マスメディアとして見るなら最悪のメディアである。利用するときは、このことを必ず念頭におき、インターネットは必要な情報を得るためだけに使うこと。

 

 

 翻訳者/仕事で文章を扱う者として感じたのは、苫米地氏の文章が大変わかりやすいということ。ものすごく頭が良いからなんだろう。美しくても読みにくい文章ってあるけれど、そういうところが微塵もない。


原子力戦争の犬たち

 死体写真で知られる釣崎氏が、福島第一原発に作業員として潜入した記録。

 

 個人的には原発には反対だけど、動き始めてしまったもの、事故を起こしてしまったものに対しては「反対」と言ってもどうしようもない。賛成であれ、反対であれ、今ここにある問題には対応するしかない。どんな思想を持っていようと、あるいは何の思想も持っていなかろうとも、現場で対応されている作業員の方々には無条件に感謝である。

 

 現場にいない私たちは、食品や土壌、海の放射性物質汚染や、原発再稼働に関するニュースなどに接するたび、いろいろな思いを持つわけだけれど、現場ではそういった原発世論とはまた全然違った世界が展開している。(以下引用)

 

(ゴールドラッシュならぬ)放射能ラッシュの浜通りに一攫千金を目論む野心家や夢追い人、流浪の民や逃亡犯、異なる目的を秘めた殺し屋、戦争の犬たち、ならず者どもが己の男を試さんと世界中から群れ集まる熱狂

 

1Fはエネルギー放射で世界中のカルトやサイコをその磁場へ導引し、捕え続ける本尊

 

(反原発活動家の)糾弾論法とはこうだ。東電は一貫して原発は安全だと説明し続けてきた。原発が安全だというのなら安全対策は不要のはずだ。安全対策が必要なら原発は安全ではなかったということになる。安全でない原発はいらない。

恐るべきことに左翼は原発の危険を訴えながら、原発の安全性を高める事業をやるなというのだ。そして彼らの狂った目論見通りに事業は遅延し、東電側は座して何の対策も取らないわけに行かないので当座可能な限りの場当たり的対応を取り続けざるを得ない。

 

3.11。あれ以来我々は荒れ地と化した祖国を修復中だ。(中略)

となれば1F義勇軍に志願せずしてどうする。

(中略)「この退屈な国」を飛び出して、イスラム教徒でもないのに軽い乗りで改宗し、陳腐なユートピア幻想を追って「イスラム国」へのリクルートを目指すなど愚の骨頂である。

我々日本人には我々の戦争がある。甘い現実認識と軽薄な理想主義でシリアやイラクへ自分探しの旅に出ている場合か。

(引用終わり)

 

 高線量エリアでは人間の立ち入りが危険なため、遠隔操作のロボットが作業をしている。が、ロボットが瓦礫にスタックして動けなくなってしまったり、繊細な動きができない(瓦礫を掴めないなど)といった問題が発生すると、人間が「特攻」してロボットを介助するという。シュールで矛盾に満ち、でもやるしかない現場。

 

 繰り返しになるけど、作業員の皆さんには感謝しかない。

 

 


ギケイキ

 久しぶりに小説を読んだ。

 

 『ギケイキ』は、室町時代の古典『義経紀』を下敷きとした時代物。千年の時を経て現代に生き続ける義経の魂が語るという設定。現代の(ある種卑俗な)言葉を交えて語られることで、情景がいきいきとリアルに感じられる。

 

 古語で記されたお話は、なんとなく別世界の話のように感じられてしまうのだけど、このように現代の言葉や風俗を織り込んで噛み砕かれることで、今現在でも起こりうる人間模様のように、すんなりと頭に入ってくる。史上の出来事として捉えていた戦乱が、人間臭いドラマとして展開していく。

 

 笑いあり、血沸きたつ戦いありの素晴らしい娯楽作品であり、そんな中に

 

あの頃、私たちに「日常」なんてなかったのだ。暴力、そして謀略。これをバランスよく用いなければ政治的に殺された。だからみんな死んだんだよ。私も死んだんだよ。

っていうか、いろんなマイルドなもので擬装されてわかんなくなってるけど私から見ればそれはいまも変わらない。っていうか、擬装されてわかんない分、いまの方がやばいかも知れない。謀略がいよよ激しいのかも知れない。知らない間に精神的に殺されてゾンビみたいになってる。奴隷にされているのに気がつかないで自分は勝ち組だと思ってる。おほほ、いい時代だね。

 

なんて言葉があったりもして。

 

 読み進むのがとても楽しかった。三部作になるらしいので、この先も楽しみ!


メルガレホ フラントイオ EXVオリーブオイル

OLIVE JAPAN受賞オイル第三弾。

 

「青りんごや新鮮な草の香り、スパイシーでほろ苦い」という説明がとてもよくあてはまっている。スパイシーなところはゴヤと似ているけど、青臭い感じはあまりしない。「青りんごや新鮮な草」は、グリーンというよりフルーティーな甘みとして感じられているのかな?

 

あと、注ぎ口がどばっと出ないつくりになっているので、うっかり出しすぎる失敗が防げそう。

 

これまで試した3種のなかでいちばん好きかも!


ラーレリ EVオリーブオイルOG

OLIVE JAPAN受賞オイル第2弾。

 

このオイルは、またまた受賞オイルの中からお手頃なものを探していて見つけたんだけど、何だか見覚えあるような感じがしていた。

 

オイルと一緒に石鹸も買おうとしていて、前に買ってとても良かったものを再度注文しようとしたら、オイルと同じメーカーだった!

 

食用だけではなく、お風呂で使う石鹸の原料としてもオリーブオイルが好きで(しっとりしているから)、泡立ちもきめ細かく、香りもいい!とラベルを保存しておいた石鹸があって、それがラーレリ。食用にも化粧用にも良いオイルを作っている会社だったんだね。(ちなみに、オイルはそこそこの価格だけど、石鹸は全然高くない。)

 

お味は、ピリッとした辛味が少なく、まろやかな感じ。緑色もさほど濃くない。

 

 

顔を描くようになってきた2歳児。


テレタビーズで英語

天気が悪くて外遊びできないときなどに欠かせない、知育DVD。

日本語のものはテレビで十分だと思い、買うのは英語のものにしている。

 

 セサミストリート、ディズニーに続き、私自身が大好きだったテレタビーズも購入!

 

 若かりし日、おうちアフターアワーズで観ていたゆるゆる&ドラッギーなタビーズ。

 夜遊び後のぼんやり頭に、あの独特な世界観がとても気持ちよかった。

 しかしこどもの頭のなかは、常にあんな感じなんだよね。

 

 教材としては、どうなんだろう?

 はるちゃんは夢中で観ているので、いいんじゃないでしょうか。

 情報量が多すぎず、単純でわかりやすい。

 (セサミは早口でいっぱい喋るので、英語シャワーにはいいけど、低年齢では全部把握できないかも)

 

きゅうりうまし!

 


オリーブオイル

 本物オリーブオイルを食べてみる、ということで、OLIVE JAPAN受賞オイルを探して買ってみた。

 

 スーパーで普通に売っているものと比べたら高いけれど、受賞オイルとしてはかなりお手頃。こだわり抜いて作られた宝石のような高級オイルはきっと素晴らしい味がするのだろうけど、庶民が毎日使うものとしては現実的ではない。このくらいの価格なら、サプリや病気になってからかかる薬代の代わりと思えば、出せないこともないのでは。

 

 『そのオリーブオイルは偽物です』のなかにあった

 

「スーパーマーケットオイルの王者」とは、実はわたしが勝手に名付けたものですが、スペインのある会社(G社とでもしておきましょう)は販売先を大手の量販店に定め、自分では畑を持たず、もっぱら高品質な製品を作る複数の生産者から契約で直接オリーブオイルを買い取り、自分のブランドで販売しています。G社にオイルを売る高品質生産者にとっても、自社ブランドでの販売力が足りず、オイルを売り残してしまうリスクを回避でき、また超高品質ではないロットの販売先としてもこの会社がちょうど良い販路となって双方にメリットを提供します。いわば需要と品質の調節弁をG社が果たしているわけですが、調達先が優れた生産者のため、G社のオリーブオイルも毎年世界の品評会で賞を受賞しています。

 

という記述の「G社」とはこのゴヤではないのかな?なんて気がしている。あくまでも私個人の推測に過ぎませんが。

 

 お味は、グリーンでスパイシー。このちょっと苦かったり辛かったりする味わいは、ポリフェノールが多く含まれる証らしい。オリーブの品種はいろいろなものがブレンドされているそう。美味しいです時々ウインクペコちゃん

 

早朝の朱鞠内湖(日本最寒の地)

 

 


本物オリーブオイルを探して

オリーブオイルは偽装が多く、本物を見つけるのは難しいらしい。。ということで、本物探しのガイドとして購入した本。

 

 政府の認証さえもあてにならないという絶望的な状況で、ラベルでも価格でもオイルの質は判断できず、結局は人の官能に頼るしかないみたい。

 

 それこそ、著者の主催する日本オリーブオイルソムリエ協会で勉強してみたい!

 

 まあそれもなかなかすぐには実現できなそうなので、まずは巻末のOLIVE JAPAN 2015受賞オイルリストを参考に、本物の味を勉強してみようかな。

 


オリーブオイルの世界

 これまで常識とされてきた「植物油=ヘルシー」「動物性脂肪=悪」というイメージは真逆であるらしいとわかってきた。オリーブオイルも例外ではなく、キャノーラ油などよりはずっとましとしても、発がん・脳出血促進作用があるという。(『本当は危ない植物油』(奥山治美)より)

 とは言っても、オリーブオイルなしに私の料理は成りたたない。少しでもよいものを選ぶにはどうしたら?ってことで、この本。

 何件かのレビューにあったけど、この本はそういう実用的なガイドというよりは、オリーブ(オイル)と人間との関わりを、ややもすると詩的に描いたりもする本だった。良質なオイルを選ぶための指針も書かれてはいるんだけど、オリーブオイルの歴史などに割かれているページ数のほうがずっと多い。で、それが面白かった。

 オリーブオイルに限らないけれど、業界には不正が横行していて、「エキストラバージン」という言葉から想像されるような、混じりけのない良質のオイルには滅多にお目にかかれないのだという。誠実に作れば価格は高くならざるを得ず、質の悪さを脱臭・着色・混ぜものなどでごまかした安物とは勝負にならない。それでも信念を持って取り組んでいる生産者もいて、私が共感したのはカリフォルニアのマイク・マディソン氏。

”ホームページもなければ、配送もせず、宣伝もせず、電話さえも引いていない。オイルの大半は近くの青空広場で適切な価格で売り、売れ残ったものは生活困窮者を支援している地元のフードバンクに寄贈している。

「私がオイルの価格を低く設定しているのは、人々に好きなだけ使ってほしいと思うからだ。私は、作物や製品の大部分をつくった場所から半径30キロ以内でしか売らない。このスタイルは18世紀のやり方だね。あの時代には、売り手も買い手も相手が何を望んでいるかよく知っていた。一方、今私たちが買うほぼすべてのものは、知らない人がつくったものだ。豪華な瓶に美しくデザインしたラベルを貼ってアピールし、広告・宣伝にお金をかけ、いくつもの賞を取って売りてに訴えようとする。だが知っている人に売るのであれば、そんなものはいっさいいらない」”

 21世紀の今、18世紀とは違ったかたちの商売もあって然るべきだけど、こと食品に関しては、こういうスタイルがいいと思うなぁ。


シュタイナー教育

 内容のまとめ。
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 人間は肉体・エーテル体(生命体)・アストラル体(感覚体)・自我体という本性から成る。肉体が誕生まで母体というさやに包まれているように、エーテル体は7歳まで、アストラル体は14歳までさやに包まれた状態であるという。これをふまえて、年齢に応じた働きかけをしていくことが大切になる。

 7歳までは身体の諸器官の基本形態をつくり上げることが最重要課題となる。この時期の幼児は、模倣から学ぶ。正しい環境にあれば健全に発達してゆくし、バカげた行動しか見ることがなかったなら、将来の愚かな行為に結びつく素養ができてしまう。

 7歳までの子どもは全身が感覚器官。からだ全部で味わい、見る。受け取った感覚印象は、無意識的・内的にも流れ込む。どんな印象も、こころに感じられたものはすべて、からだにまで降りていく。こころはすべてからだに変化し、からだになる。植物の種の中に、根を張り、のちに花を開き、実を結ぶものがすべて存在しているように、歯の生え変わるまでの子どもの中に、幸と不幸、健康と病気の種が、死ぬまでの地上生活のすべての種が播かれている。

 概念による理解を学ぶ以前に、その事柄を記憶によって知っていればいるほど良い成果が挙げられる。概念による理解のためには、あらかじめ貯えられた記憶内容の中から素材を取り出すことができるようになっていることが大切なのである。

 7歳から14歳までのエーテル体成長の時期に、自分を大宇宙全体の営みの一分岐と感じられるなら、その体験が意志を統一した働きにする。永遠なる大宇宙の根拠を感じさせ、体験させてくれるもの、すなわち存在に対する畏怖の感情はエーテル体に強い印象を与え、肉体を育てるためにも大きな働きをする。
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 とても腑に落ちる言葉で、まだ片言しか話せない今も、何を見せ、聴かせ、感じ取らせるかがとても大切なのだと改めて実感。自然の摂理や美しいものに沢山触れさせてあげたい。




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